Message

代表取締役社長
髙濱 悟

グループの持つ強みを活かし、 JALUX独自の商社像を 進化させていく

メッセージ

新たな道を走り始めたJALUX

2022年、創立60周年を迎えたこの年に、日本航空(JAL)と総合商社・双日のTOB(株式公開買付)により、当社は新たなJALUXとして走り始めました。JALグループの一員でありながら双日グループでもあるという、ユニークな位置づけの企業になったのです。これによりJALと双日、2社のリソースの提供がこれまで以上に柔軟かつ活発になると期待しています。TOBに伴う当社のミッションは、JALグループの“非航空領域の中核会社”として成長することです。当社の強みである調達力や商品開発力、その先の販売ネットワーク。さらに、JALのブランド力や航空インフラ、顧客基盤。そして、双日の世界的なネットワークや総合商社としての知識と経験。各社の強みを最大限に活用し“JALUXならではの商社像”を創造していきます。

メッセージ

3社の強みを最大限に活用、
JALUXの企業価値最大化を実現

グループの一員という強い関係があるからこそ活かせる、JALと双日の多様なリソース。JALについては、確立された知名度とブランド力が貴重な資源になります。これまでも、新たな取引先を開拓する際、JALグループならではの信用力は大きな力を発揮してきました。また、マイレージバンク会員という顧客基盤を活かせることは、リテール事業の拡大を後押ししてくれます。さらには、コロナ禍にJALの航空貨物輸送のスピード力を活かし、非航空領域で新たな市場を開拓・拡大するためにフーズ・ビバレッジ事業が築いてきたネットワーク網は、密な連携により、既に事業として機能しています。代表的なところでは「空からお届け」のキャッチフレーズで、北海道のオホーツクから“一度も冷凍しない”生のホタテや十勝の朝採れトウモロコシを空輸し、高鮮度のまま首都圏のスーパーで提供しました。これらは、単発のイベントで終わることなく、定期開催として根づきはじめています。
双日からは、投融資に関する知識や経験・ノウハウを取り込みたいと考えています。今や商社ビジネスは、トレーディング事業から事業投資に軸足が移っており、当社の課題はまさに投融資の拡大と言えます。また、トレーディングにおいても積極的な海外展開の拡大を進める中では、双日が築いた世界中の拠点とグローバルなネットワークも貴重なリソースになると考えています。

メッセージ

事業投資とイノベーション、
“ビジネス領域の幅”を拡大

当社は現在、「航空・空港」「ライフサービス」「リテール」「フーズ・ビバレッジ」の4つのセグメントからなる営業体制です。今後は積極的な事業投資により、社外の有望な企業を取り込み、各事業セグメントの拡大を目指します。また当社では、事業本部の垣根を越えた取り組みにも力を入れています。具体的には、新規事業開発の機会を積極的に追求するため、年次や経歴の異なる社員を有志で集い、全社横断のイノベーション推進チームを発足しました。イノベーション推進チームでは、日々の営業活動や顧客との関係性、バリューチェーン、管理部門の業務など、あらゆる情報を各部署が横断的に共有することで、更なる事業強化・改善・成長に繋がる施策を議論・検討しています。既にいくつかの案件が動き出しており、今後本格的な事業化につながることを期待しています。

未来を創造する
チャレンジ精神と経営者意識

新たな体制でスタートを切ったJALUXですが、これまでと変わらず社員の挑戦を支える環境を築いていきます。
JALUXで働く強みは、当社の規模だからこそ社員一人一人の意欲や想いが直接ビジネスに繋がっていくことです。それだけでなく、多少の失敗では揺らぐことのない経営基盤も持ち合わせています。「このJALUXならではの風土・環境を活かし、失敗を恐れず果敢に挑戦してほしい」、それが今後JALUXの未来を担っていく社員にかける私の想いです。
そして同時に、社員一人一人が経営者意識を持つことが現状を変える大きな力になります。もし、手がけているビジネスに矛盾や不足があるとき、経営者なら決してそのまま見逃すことはないでしょう。当事者意識を持ち、課題を見つけたときには声を上げ、自ら行動する姿勢を大切にしてほしいと考えています。また、事業投資が活発になれば、投資先の経営に関わる社員も増えることになります。人の成長には経験が重要です。今後は実体験を通じ、より経営者意識を養う場面も多く用意できるはずです。
JALUXの新たな挑戦はまだ始まったばかりです。私たちと共に事業を、そして未来を創造していきましょう。

メッセージ

※掲載内容は取材当時のものです。