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お知らせPress Release

2008/05/30

「繪本・三国志」原画を忠実に再現:「Digital ANNO」シリーズ発売!! “安野光雅先生と共に中国『正史三国志』の世界を追求!!”

  • ダミー ▲安野光雅先生
生活提案企業:株式会社JALUX(ジャルックス:東京都品川区東品川2-4-11 JALビル 代表取締役社長 岡崎 俊城 東証1部:コード2729)は、2007年より上場5周年企画として展開していた当社文化創造プロジェクトである、『正史三国志』をテーマに安野光雅先生が描いた「繪本・三国志」の原画を忠実に再現した複製画を「Digital ANNO(デジタルアノー)」シリーズとして、2008年5月下旬より通信販売を開始いたしました。

この文化創造プロジェクトは、昨年2007年JALUX上場5周年企画として、本年夏開催の北京オリンピック、2010年の上海万博というビッグイベントを控え、今後注目が集まる中国の魅力を後世に遺していきたいという思いで、『正史三国志』をテーマに中国文化伝承を試みたプロジェクトです。
画家・絵本作家として世界的に活躍している*安野光雅先生『正史三国志』に造詣の深い**中村愿(すなお)先生の多大なるご尽力により、今までにない魅力を追求し、新たな世界観の創造を目指したものです。2004年11月より約4年間に亘り「魏・蜀・呉」三国の歴史を辿る壮大な中国へのスケッチ取材を共に敢行、走行距離のべ一万キロにおよびます。
このスケッチ紀行は、「週刊朝日」の創刊85周年記念の一つ、「繪本・三国志夜話」として連載され、安野先生の豊富な人生経験や見識が盛り込まれた三国志の魅力を深く追求した新たな作品として展開されています。

JALUXは、本プロジェクトにおいて、現在百貨店等で開催している「安野光雅 繪本・三国志」展の企画監修やミュージアムグッズの販売を行い、2008年5月下旬より、この「繪本・三国志」の原画より忠実に再現した複製画を「Digital ANNO(デジタルアノー)」シリーズとして通信販売を開始いたしました。安野光雅先生が描く遥かなる中国、永遠の風景を是非お楽しみください(添付パンフレットご参照)。
全15点作品各80枚限定(ナンバー・サイン入り) 販売価格105,000円(税・送料込)

○安野光雅先生が描く「三国志」の魅力
安野光雅先生自ら、「三国志」の舞台となった名跡を訪れ、その歴史・自然・紀行を網羅したスケッチ取材を敢行し、独自の感性による「三国志」の世界が描かれています。繊細で崇高な凛々しさを醸し出す中国製絹を用い、親しみやすいやさしいタッチで描かれた絵画には、当時の英雄・豪傑から兵士・民衆にいたるまでの衣装や武器などが生き生きと再現されています。創造された作品は、これまでになかった新しい『三国志』の世界を伝えています。

JALアートギャラリー<三国志> → http://www.jalux.com/art/sangokushi/


(参考)
・『正史三国志』について
中国・晋の歴史家・陳寿(ちんじゅ)による「魏・蜀・呉」三国(220-280)の歴史書。簡潔な文体であったため、後に宋の皇帝の命令によって裴松之(はいしょうし)が注を付した。14世紀になると羅貫中(らかんちゅう)が正史をもとに、長編小説「三国志演義」を成立させた。歴史書の「三国志」(正史三国志)も小説「三国志演義」も魏・蜀・呉の三国の興亡を描いているという点では変わりはないが、正史では魏を正統として記述しているのに対し、演義は蜀を正統とする視点から描かれている。
現在の日本の小説やコミックはもっぱら「三国志演義」を題材にしていることもあり、日本では長い間「三国志=三国志演義」と認識されてきたが、1990年後半頃より「正史三国志」も注目されるようになった。
 

*安野光雅先生について
1926年島根県津和野生まれ。絵本「ふしぎな絵」で絵本作家デビュー。
芸術選奨文部大臣新人賞(‘74年)、ケント・グリーナウェイ賞(‘75年)、BIB金のリンゴ賞(‘77、‘79年)、ボローニャ国際児童図書店グラフィック大賞(’78、’79年)、同エルバ賞(‘82年)、そして‘84年には日本人として2度目の国際アンデルセン賞画家賞等、数々の賞を受賞。その功績が評価され、’88年には紫綬褒章を、‘97年には勳4等旭日小綬章を受賞する。国際的にも著名で、「ANNO(アノー)」の名で知られており、画家・絵本作家としてだけでなく、著述者としても活躍。出版された画集、絵本、エッセイなどは200冊を超える。2001年には故郷・津和野に2000点にも及ぶ作品を所蔵する「安野光雅美術館」が開館。


**中村愿(すなお)先生について
1947年福岡県生まれ。中国美術及び歴史の研究家。東京・神田神保町で中国書籍・骨董美術専門店「蘭花堂」を営む傍ら、古代中国に関する評論・エッセイ等独自の視点で展開。著書に「美の復権-岡倉覚三伝」「岡倉天心アルバム」「三国志曹操伝」などのほか、尾鷲卓彦のペンネームで「三国志誕生」「図説 中国酷刑史」、訳書に「宦官」「酷刑」「厚黒学」などがある。

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株式会社JALUX
広報宣伝部
TEL:03-5460-7220