企業理念である「幸せづくりのパートナー~人に社会に環境に、もっと豊かな輝きを~」を追求し、「世界中のパートナーとともに、『JALUX-VALUE』を創造するビジネスリーダー」という長期ビジョンを達成するためには、社員一人ひとりとその家族の皆さんが心身ともに健康であり続けることが重要と考えます。
会社の成長を支える社員の心身の健康を重要な経営資源のひとつと捉え、会社は健康維持・増進活動に対する積極的な支援と組織的な健康づくりを推進いたします。社員一人ひとりが明るく元気に活き活きと働くことができる環境を創出することは、企業価値を高めるばかりでなく、「安全」「安心」をお客さまに提供し、高品質で独自性のある事業・商品・サービスを創造し、社会に貢献するための重要な礎となります。
健康づくりの主体は社員やご家族の皆さん一人ひとりですが、会社はその健康増進のために積極的なサポートを行ってまいります。皆で一緒に健康増進に取り組んでいきましょう。
株式会社 JALUX
代表取締役社長
健康経営で解決したい経営上の課題
社員の年齢構成分布が変化するなか、企業理念である「幸せづくりのパートナー~人に社会に環境に、もっと豊かな輝きを~」の実現と継続を図るためには、働く全ての社員が健康であり、パフォーマンスを向上することが大きな課題となります。
人財を人的資本と捉え、パフォーマンスを最大限に発揮できる状態や環境を整えることにより、「社員一人ひとりとその家族の幸せづくり」を積極的に支援することで、企業理念の実現につなげてまいります。
期待する効果と健康経営全体の目標指標について
目標指標として、プレゼンティーズムによる生産性低下率、仕事に満足している社員の割合、ワークエンゲージメントを定めています。各指標の目標値については、2018年に測定した各目標指標の全社スコアを基準とし、中期経営計画における会社の成長目標と連動して、2025年までの目標スコアを設定しています。
JALUXは、会社の成長を支える社員の心身の健康を重要な経営資源のひとつと捉え、健康維持・増進活動に対する積極的な支援と組織的な健康づくりを推進しています。
衛生委員会を健康経営推進の事務局と位置づけ、健康経営推進者を任命、日本航空健康保険組合・提携医療機関、労働組合・産業医・看護師と連携しながら取り組みを進めています。
また、健康管理システム「Carely」を導入し、社員の健康情報を一元管理、社員自身の健康状態を見える化を図っています。
経済産業省と日本健康会議が共同で実施する、
大規模法人部門「健康経営優良法人 2024」の中でも、
上位500社である「ホワイト500」に認定されました。
スポーツ庁より、従業員の健康増進のために
スポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業として、
スポーツエールカンパニー2024に認定されました。
厚生労働大臣より、女性の活躍推進に関する取組の
実施状況が優良な企業として、
女性活躍推進法に基づくえるぼし3つ星に認定されました。
健康経営で解決したい経営課題と、
解決のための具体的な取組み、期待する効果のつながり
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定期健康診断
定期健康診断、海外駐在員に対する健康診断等を法令に則り実施しています。職場毎に社員が受診しやすい環境を整え、受診率100%を継続、定期健康診断後の精密検査率も100%です。またその結果を基にした生活習慣病などの疾病の高リスク者に対する生活習慣改善に関する働きかけ等も行い、特定保健指導実施率は65.8%です。
健康相談
健康診断の結果、精密検査や治療が必要な場合の相談をはじめ、就労に影響するような病気、怪我やメンタルヘルスに関する相談に対し、産業医などの産業保健スタッフが対応しています。
休業者の復帰支援
病気、怪我などのため一定期間休業が必要となった社員が職場へ復帰する際は、所属部署と産業医や看護師などの産業保健スタッフが密に連携し、復帰する社員一人一人の状況に応じた復帰支援を実施しています。
長時間労働対応
当社の標準労働時間(7.5時間/日)に対し、月45時間以上の時間外労働時間が発生した場合には産業医面談を実施し、面談結果に基づき、本人および所属部署に対して助言・指導を実施しています。なお、2023年度の平均月間総実労働時間は162時間、平均有給休暇取得日数(リフレッシュ休暇含む)は16.2日、平均勤続年数は13.6年です。
労働安全衛生
当社における主なリスクは事業所内の転倒災害であり、安全で健康的なオフィス環境づくりのための什器、照明等の導入を行っています。また毎月衛生委員会(労使協議)を開催しており、衛生管理者による職場巡視を週1回、産業医による職場巡視を月に1回実施しています。2023年度の労働災害の発生は0件です。
パフォーマンス関連
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目標指標 | 目標値 (2025年) |
実績値 | ||
---|---|---|---|---|
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | ||
アブセンティーズム | 3.0以下 | 2.9 | 2.8 | 2.1 |
プレゼンティーズム | 17%以下 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
ワークエンゲイジメント | 2以上 | 2.7 | 2.7 | 2.7 |
【測定方法】
アブセンティーズム:従業員アンケートにて休暇・欠勤日数を把握
プレゼンティーズム:SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大一項目版)
ワークエンゲイジメント:新職業性ストレス簡易調査票
【測定人数および回答率】
各指標とも全社員を対象に実施。2024年度は回答率97%(471名)
健康状態および社員の意識・行動変容、就業関連指標
その他検診などの指標
健康課題の改善状況
JALUXでは、JALグループで掲げる「JAL Wellness」をふまえて、生活習慣病・がん・メンタルヘルス・たばこ・女性の健康など、以下の重点項目を定めています。健康課題(改善項目)の一つとして掲げている喫煙率の低下について、全社員向けに毎月のスワンデーメール発信、ならびに就業時間内禁煙運動を継続して推進しております。そして2025年の指標達成に向けた各種取り組みを、以下のとおり進めています。
健康経営の最終的な目標指標の改善状況
新型コロナウイルス感染症の拡大を主な要因として、プレゼンティーズム・アブセンティーズムは2021年度に比べわずかに上昇したもののJALUXグループ職域接種の実施や、社員の家族も含めたワクチン接種に関する特別休暇(社員1名につき平均1日の取得実績)を制度化し、社員の健康確保と維持に努めた結果、社員アンケートにおけるワークエンゲージメント指標は、2020年度以降数値を維持しております。
引き続きプレゼンティーズム・アブセンティーズムの改善に向けた取り組みを実施してまいります。
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2023年度以降の取り組み内容と結果 | 実施目的 | |
---|---|---|
1 | 全従業員に発信する健康関連の案内や年頭社長メッセージにて、健康トピックス(健康経営の方針や、社長自身の健康づくり、など)を発信 | 健康経営の社内浸透 |
2 | 地域清掃活動への参加 | Wellness活動の推進/コミュニケーション向上/生活習慣病予防 |
3 | 立ち会議室やバランスボール椅子など、健康増進を目的とした什器の設置 | 生活習慣病予防 |
4 | Wellness活動(イベント) ウォーキング、ラジオ体操、マラソン大会 参加者事後アンケート満足度:100% 参加者の声:部署を超えたつながりができた、運動する習慣ができた |
Wellness活動の推進/コミュニケーション向上/生活習慣病予防 |
5 | 健康関連セミナーの実施、健康管理/女性の健康/禁煙/歯科/栄養/花粉症/眼精疲労/がん/メンタルヘルス/睡眠/転倒防止/腰痛 など 2023年度延べ参加者数:467名(2024年度予算:520千円) |
健康リテラシー向上/生活習慣病予防/がん予防/女性の健康の保持促進 |
6 | 介護セミナー、父親学級(仕事と育児の両立セミナー)の実施 | ワークライフバランス |
7 | 婦人科検診の受診勧奨と受診費用の補助(ルナルナオフィス、AMH検査) | 女性の健康の保持促進 |
8 | 文体会活動の費用補助 | 健康増進 |